《風景画あるいは人物画》小町谷圭
筆の動きを記録し再生する機能を利用して、全く同じ筆運びにもかかわらず絵具の混色条件が生み出す小さな差異の積み重ねによって異なった結果が2つのディスプレイに生み出されていく描画過程を見せた組作品。
《NUDE》三浦高宏
写真の画素を絵具として変換する機能を利用し、写真技術と絵画技術の併用によって制作。液晶モニタを利用し、完成した絵画を照らす仮想光源のみが動くアニメーション作品として展示した。実際の油画の制作では不可能な、緻密なマスキングや仮想光源の位置に設定できる点を活かした。光源が自在に動く環境を設定することで、絵具の色彩に多彩な変化が生じる(この他に《LANDSCAPE》が展示)。
《pour》鈴木啓正
厚さの差異によって過度に色相が変化する絵具、筆の動きを記録/再生できる機能、重力方向を設定し絵具を流すことができる機能を使用。キャンバス上にプロジェクションされた映像として、リアルタイムに描かれ続ける絵具は、作家自身の筆の動きを再現している。画面に置かれた絵具は物理計算によって周囲の絵具と複雑に混ざり、様態を変えながら流れ続ける(この他に《here and there》が展示)。